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もののひとつです。 荻野博士は、「女性の排卵期は、月経周期の長短や順不順に関係なく、次回月経前の12日〜1 6日の5日間である」ということを明らかにしました。この学説は世界的にも認められていますが、避妊 のために発見されたものではありません。この学説を避妊に利用しようとするなら、次のことをプラスしな ければなりません。まず、精子は女性の卵管の中で少なくとも3日間は生きているというのが一般的で すから、排卵期間といわれる5日間にその3日間を加えます。さらに、卵子は排卵後24時間生存し ていますから、もう1日加えた合計9日間が妊娠可能な期間と言うことになります。ですから荻野学説 を避妊法として整理すると、「次回に予定される月経前の11日〜19日間は、妊娠の可能性がある 期間である」と言うことができます。 ![]() 日ということになります。そして、その女性の月経周期が30日型であれば、翌月の月経予定日は4月 30日という計算になります。月経周期というのは、「月経の第1日目から次の月経の始まる前日まで の日数」のこと。これが30日なら30日型、28日なら28日型です。ところが、この月経周期というのは 多くの場合一定していません。もし、月経周期を正確に言うなら、「最大で何日型、最小で何日型」 言うべきなのです。そしてこれを知るには少なくとも1年間にわたって月経を記録しなければなりませ ん。これをオギノ式の基本計算法で計算する場合、まず最大の月経周期から妊娠可能な期間を割 り出し、次に最小の月経周期でも妊娠可能期間を割り出します。そしてこれらを合成するわけです。 さらに万が一これより短くなったり、あるいは長くなったりすることを考えて、それぞれ2日ずつ余裕を取り ます。こうして比較的不妊期間と絶対的不妊期間を算出するのです。比較的不妊期間は、あくまで も比較的妊娠しにくいということですからどうしても妊娠を避けたいときには他の避妊法併用したほうが 安全です。つまりオギノ式は非常に計算が面倒で、しかも「月経が始まるだろう、妊娠するだろう」とい う推測に基付いているわけです。これがこの避妊法の限界と宿命なのです。
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