|
手術による避妊法が、いわゆるパイプカットと呼ばれる方法です。男性の場合は精子を運ぶ輸精管と いうパイプを、女性の場合は受精のために精子が通る卵管というパイプを、糸で結ぶか切断してしまう ことから、こう呼ばれています。この手術は、本来誰でも、簡単にできるというものではありません。「優 生保護法」という法律のもと、どうしても手術を受けなければ、母体の確保、または性生活が十分に 行えない、という切実な理由が厳然と存在しなければできないのです。しかし、実際には安易な形で 行われることが多いのが現状です。パイプカットをすると、男性も女性も将来の妊娠の可能性がなくな ってしまうのです。もう子どもはいらない、絶対欲しがらないという確固たる覚悟がなければ、パイプカッ トの手術は受けるべきではない、といえるでしょう。 男性はオペが簡単で経済的 左右二本の輸精管を引っ張り出して切断します。そして切断された両端を結び、再び元の位置へ戻 して皮膚を縫合します。昔は糸で結ぶ方法がとられていましたが、長い間に自然に復元してしまうこと があるため、現在では輸精管を切断して結ぶ方法になっています。手術時間は約30分。あっという 間に終わってしまうといっても過言ではありません。もちろん入院する必要もなく、費用も安くすみます。 しかし、指先に頼る手術だけに、熟練した医師にかかる事が必要です。手術後すぐに普通の生活に 戻ることができますし、Sexも正常に行えます。ただ、輸精管に精子が残っている場合がありますから、 しばらくは避妊具を使用する必要があります。 ![]() 性の輸精管のように、体表面近くにないため、それだけ手術が難しくなるわけです。方法は、開腹して 行う腹式と、膣のほうから行う膣式の2つがあり、腹式で10日間、膣式で5日間ほどの入院が必要と なります。手術は、卵管を糸で結び癒着して行う方法と結んでから切る方法の二種類が行われま す。退院後、下腹痛が続いたり、赤いおりものがあるようなら、すぐに診察を受けて完全に治してしまう ことが大切です。パイプカットによる不妊手術は再び妊娠を望んでも、まず不可能に近いです。後悔の ないよう十分考え、覚悟を決めて受けることが必要です。
|