|
に小さな器具を挿入することによって、避妊する方法です。子宮内部に器具を入れるとなぜ妊娠しな いのかは、受精卵が子宮に着床するのを防げるためだといわれています。このIUDによる避妊は、絶対 確実とはいいきれませんが、約95%の避妊効果が期待できるといわれています。日本では太田典礼 博士が金製のリングを作り、これが太田リングと呼ばれて"リング"という言葉を普及させました。このリン グの使用はその後いったん中止されましたが、再び普及し、現在では一般的な避妊具として受け入 れられています。材質も研究されて、ポリエチレンなどのプラスチックを使用することにより、金属のように サビたり腐蝕することがなく、長期間子宮内に入れておいても形や硬さに変化がなくなりました。また、 柔らかくて挿入もしやすくなっています。IUDは、一度挿入すると二年に一回交換すればよく、Sexのた びごとに入れる必要がないため、大変便利な避妊具といえます。IUDを子宮内に挿入するためには、 専門医にどんなタイプのIUDが向いているのかなどを相談し、挿入してもらわなければなりません。IUD の種類によって、その挿入方法は異なりますが、リング状のものは中絶手術のときのように、子宮頸管 部を拡張器で広げる必要があります。しかし最近普及している外国製のIUDは、子宮頸管部を拡張 する必要のないものもありますから、痛みも少なくてすみます。また外国製のIUDにはヒモがついてい て、IUDがきちんと子宮内に入っているかどうかを確認する目安としたり、IUDをとり出すときに引っ張る 役目を果たしてくれます。IUDは、月経終了後二、三日から一週間以内に挿入するのが最適。挿入 後は、出血したり、おりものに血が混じっていたりしますが、心配ありません。しかしIUDが自然に取れ てしまう場合があるので、最初は月に一回くらい数か月間検診を受け、あとは半年に一回くらい診て もらうようにすることが大切です。そして二年に一回は交換すること。こうしたアフターケアをしっかりする ことが、IUDを生かすポイントです。そうすることで、異物による炎症やヒモをつたって起こる細菌感染な どの副作用を防ぐことにもなります。 ![]()
|