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女性は1ヵ月に1回、排卵します。排卵した卵子は約1日しか生きていませんから、排卵日が確実に わかれば、避妊がずっと楽になるはず。それをかなり具体的に知る方法が、基礎体温法です。女性の 体温は、排卵を境に、それまでの低温期から高温期に移り、月経が始まると再び低温期に移ります。 これは、排卵後に卵巣から分泌される黄体ホルモンが原因です。黄体ホルモンが分泌されると、まず 体温が高くなり、高温期が訪れます。黄体ホルモンは排卵の後、卵巣の中に再び卵子を育てる働き がありますから、黄体ホルモンが働いてる間は卵子には受精能力がないのです。排卵は基礎体温が 陥落した日か、低温期の最終日に起こることが多いと言われています。卵子の受精能力は1日、精 子は4、5日生存しますから、これを計算に入れて、基礎体温が高温期に入って1〜3日以後から、 次の月経までの10日間ぐらいが安全日ということになるわけです。基礎体温法では、この時期だけが 妊娠しないのですから、これ以外は、ほかの避妊法を用いなければならないことは、言うまでもありませ ん。 ![]() 毎朝根気よく測定し自分の癖を知る では基礎体温は、どのように測定したらいいのでしようか。毎朝、決まった時間に決まった状態で、舌 の下に体温計を入れて計ることが理想的な条件です。基礎体温は、ちょっとしたことでも狂いやすもの です。その日の疲労や興奮がからだに残っている就寝前に計っても、変動が多くて基礎体温とは言え ないのです。ですから、精神的、肉体に長く安静にしていた直後、つまり目覚めたらすぐに測定するわ けです。 しかし、これも風邪や睡眠不足などによっても変動が起こりますから、それらを差し引いて考えなくては なりません。とにかく根気よく計り続けること、これが大切です。また、人によっては低温と高温がはっきり しない人もいますので、2か月間の記録をとった上で、避妊に応用できるかどうか、専門医に相談して 指導を受けるようにしましよう。ところで、この体温測定に慣れてくると、付随していろいろなことがわかっ てきます。例えば排卵の時期になるとおりものが増える唇が荒れてくる、口内炎が出来るなどの自覚 症状があることに気付きます。体温表をにらむだけでなく、そうした症状と合わせて排卵があったかどう かを判断するようにすれば、よりハッキリした排卵日を知る事が出来ます。また高温、低温にも個人差 があり、体温の高さはそれぞれ異なりますし、高温へ上昇する期間にも差が見られます。自分の癖を 把握することも、確実な排卵日を知る手がかりとなります。
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