|
がって満足感も深まっていくのが普通です。その時期は実にさまざまで、たとえば結婚初夜から感じる 人もいれば、結婚後10数年たって、ようやく満足できるようになったという女性もいます。こんな差が生 じるのは、もちろん男性にも責任はありますが、女性の側に原因がある場合も少なくありません。つま り、Sexに対する積極性があるかないか、ということです。積極性とは、単に行動面だけではなく、心理 的な面が重視されます。たとえ無意識であっても、Sexに対する嫌悪感や罪悪感があると、それがブレ ーキとなって、十分な性感が得られないのです。過度の羞恥心から、正常な感覚や反応を抑えるの は、性感の発達を妨げることになります。こういった心理的な原因は、できるだけ早く取り除くべきで す。それには、男性の側からの協力が必要になってきます。日頃からSexについてお互いに話し合うよ うにし、女性のもっている嫌悪感や罪悪感、あるいは恐怖感を少しずつなくすような努力をしなければ なりません。つまり女性のSexに対する理解を促すようにするわけです。また、寝室のムードも大切で す。ベットサイドのインテリアや照明に工夫を凝らしたりしながら、女性の心理的な緊張感を解きほぐし てあげるのです。また、性行為にもっていくまでの演出にも気を配りたいものです。女性が自然に望める よう、ゆっくりとやさしくアプローチをします。ただ、心理面での悩みが解消されても、健康がすぐれなけれ ば、性感を覚える能力も低下しますから、全身を健康に保つことも女性の性感を開発するひとつの要 素になります。 さらに粘膜を含めて、皮膚感覚の感度は、素質の有無のほか、生活環境や性的経験のつみかさね によっても変わってきます。ですから、オーガズムを得るとまではいかない性感でも、あるいは快感とはい えないある種の性感でも、無視せずに大切に育てることが大切なのです。西洋には「女性のからだは 男性が育てる」といった意味のことわざがあります。女性の性感は、男性の努力によって多く得られるも のですが、そればかりではなく、やはり女性からの理解と協力があってはじめて完成されるものなので す。そうした努力をたえず続け、それでも女性に快感がなければ婦人科の医師に相談するべきでしょ う。
|