![]() 男性器の主な器官には、精管、精のう、前立腺、陰のう、尿道、そして陰茎があげられ、それぞれが 重要な役割を果たしています。なかでも陰茎(ペニス)は、男性性器としてもっとも重要な物であり、そ の中心を尿道が通り、泌尿器を兼ねていると同時に、大切な生殖器でもあります。つまり尿が出る道 と精液が通る道とが同じというわけです。女性の場合は尿道と膣口が分かれているから、ペニスが男女 の性器のもっとも異なる特徴を備えているといえるでしょう。 ペニスは表面が腹部につながる包皮で囲まれ、思春期のころまでは亀頭と呼ばれる先端の部分が、こ の包皮によって包まれている。亀の頭の形に似ている亀頭は神経が豊富に分布された粘膜状の皮膚 に覆われ、滑らかで、性行為のときにもっとも快感をおこさせる部分です。 ペニスの内部は海綿様、つまりスポンジ状の構造で左右にある陰茎海綿体とその下にある尿道海綿 体からできている。この組織は性欲が起こると太く硬くなって勃起という現象をもたらし、女性の膣内へ の挿入を可能にするわけです。 射精のメカニズム 男性器のもうひとつの特徴は、ペニスの下にある陰嚢(いんのう)です。ここには精巣と精巣上体という ふたつの器官が保護されています。精巣はいわゆる精子の製造工場であり、同時に男性ホルモンをつ くるところでもあります。通常左右にひとつずつあり、左のほうが右より大きいため、ほとんどの場合、左の 方が下がっています。陰嚢(いんのう)は繊維性の膜でできていますが、精巣体温よりも二、三度低く、 低温を好む精子の生産を助けています。ここは暑いときは表面積を広げて熱を発散し逆に寒いときは 縮んであまり冷えすぎないように調整してくれます。ここでつくられた精子は、長さ六十ミクロンというごく 小さな細胞で、輸精管を通っていったん精のうに蓄えられます。このタンクがいっぱいになると射精管に 排出され、前立腺などからの分泌液とともに射精として尿道に押し出されるのです。これが射精のメカ ニズムです が、射精の時は前立腺が尿道を圧迫し尿の排泄を防ぐので、精液と尿が一緒にでることはありませ ん。 精子は意外に生命力があり、精のう内には約六ヶ月間生存します。また酸には弱いのですがアルカリ 性には強く、女性器官の内部では活発に運動し、約一週間は健全に生きていられます。
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